ツチイナゴ
バッタ目 バッタ科 ツチイナゴ属
全長:39~70mm
害虫扱いされると涙目になります
成虫の体の色は茶褐色で、イナゴというにはかなり大型でトノサマバッタと同じぐらいの大きさです。
目の下の黒い涙のような模様が特徴で、「イナゴ=田んぼの害虫」と思われがちですが、このツチイナゴはクズの葉が好きなのでクズが繁茂する場所を探すと見つかることが多いです。
ただ、よく飛ぶので捕まえるのはなかなか大変です。
また、このツチイナゴは、バッタでは珍しく成虫で越冬します。そのため、通常バッタの産卵期は秋ですが、ツチイナゴは成虫で越冬した後、春に産卵します。
バッタといえば夏のイメージがありますが、ツチイナゴは夏に見られるのは幼虫だけで、成虫が見られるのは秋から春にかけてということになりますね。
