コバネイナゴ
バッタ目 バッタ科 イナゴ属
全長:16~40mm
元祖田んぼの害虫といえば私です
稲の葉を食べるため、昔から水田の害虫とされてきましたが、同時に他のバッタ類よりも美味ということで佃煮などの食用としても利用され、農家と共存することができたといえるかもしれません。
イネを食べる害虫として認識されることが多いですが、食性はイネ以外にもかなり広食でほぼ何でも食べるため、水田以外の草原や山地まで広範囲に分布しています。
1950年代に使用されていた農薬の影響で、一時は個体数が激減したこともあるようですが現在は復活しています。
現在、水田の害虫としてウンカが深刻な被害をもたらしています。このコバネイナゴは、元祖水田の害虫であるとともに、今の昆虫食ブームの元祖でもあるといえますね。
