クロスジギンヤンマ
トンボ目 ヤンマ科 ギンヤンマ属
64~87mm
続いて、さてどこがギンでしょう・・
ギンヤンマと並んでよく見ることができるヤンマの仲間で、こちらも久留女木の棚田で見ることができます。
ギンヤンマとの見た目の違いは、腹部が黒く、オスは青い斑紋が、メスは緑色の斑紋が入ります。また、胸部には2本の黒いラインが入り、これが名前の由来となっています。
ところでこちらもギンヤンマですが、実はこのクロスジギンヤンマは腹部付け根に銀白色の模様はありません。
ですから「ギンヤンマ」とは名乗れないかもしれませんが、ギンヤンマとは非常に近縁で、たまに種間雑種が生まれることがあり、ギンヤンマとクロスジギンヤンマの雑種は、通称「スジボソギンヤンマ」と呼ばれます。
ギンヤンマが田んぼのような広く開放的な環境を好むのと対照に、クロスジギンヤンマは丘陵地の草木が繁茂する池のようなどちらかというと閉鎖的な環境を好むようです。
