アゲハ(ナミアゲハ)
チョウ目 アゲハチョウ科 アゲハチョウ属
前翅長:40~60mm
鳳蝶って呼ばれてたこともありました
アゲハチョウ科の仲間は日本に約20種類ほどいます。ほかのアゲハチョウと区別しナミアゲハという呼ばれかたもしますが、本来「アゲハ」というと本種のことを指します。
アゲハは日本全国でもっともよく見られるアゲハチョウで、里山から都市部でも見られます。
サンショウ類と、特にミカン科の植物を食草とするため、庭木が植えられた人家の庭でも発生します。幼虫は食欲が旺盛で、ミカン農家にとっては困った害虫扱いということになりますが。
アゲハの幼虫(1~3齢)は鳥のフンのような色をしていて、これは天敵から身を守るためのカムフラージュです。4齢幼虫になると鮮やかな緑色になりますが、頭部に目のような模様があり、これも天敵を欺くためのものだといわれています。
危険を感じると臭いにおいを出すツノを出し威嚇します。
